敦賀発電所の安全対策
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浸水防止対策 | 安全上重要な設備が津波により浸水しないようにします。 |
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電源確保対策 | 電源喪失を起こさないため、電源の多重化・多様化を図っています。 |
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冷却機能確保対策 | 原子炉や使用済燃料プールの注水冷却手段の多様化を図っています。 |
敦賀発電所の配置図 (概略図)

震災発生後、福島第一原子力発電所へ巨大な津波が襲来しましたが、
敦賀発電所ではどのような津波対策を取っているのでしょうか?
敦賀発電所では、津波による浸水を想定した対策を実施しています。
建屋内にある安全上重要な設備(電源盤・ポンプ・蓄電池など)が浸水しないよう、建屋扉やハッチなどの強化とシール施工による隙間の密封化や、
津波の水圧にも耐えられる水密扉への取り替えを行っています。
今後は、より一層の万全を期すため、海水ポンプ室に防護壁を設置するとともに、発電所敷地への津波の浸水を防止するため、防潮堤を設置することとしています。さらに、津波の影響により原子炉や使用済燃料プールを冷却する設備が使えなくなった場合でも確実に冷却が継続できるよう、電源や水源を確保できる対策を講じました。
これにより万一津波が発生したとしても、福島第一原子力発電所と同様の事故を防ぐことができます。
建屋の浸水防止対策
安全上重要な設備が浸水しないよう、津波の水圧に耐えられる水密扉に取り替えるなどの対策を行っています。

水密扉(閉止状態)

水密扉(開放状態)
海水ポンプエリアの浸水対策
安全上重要な原子炉補機冷却用の海水ポンプエリアの津波対策を強化するため、防護壁を設置します。

2号機海水ポンプエリア(イメージ)

2号機海水ポンプエリアに設置する防護壁(イメージ)
発電所全体の浸水対策
津波による発電所敷地への浸水を防ぐため、敦賀発電所が想定している津波高さ(2.8m)から余裕を考慮した高さの防潮堤(標高8m)を1, 2号機を取り囲むように設置します。
