敦賀発電所敷地内破砕帯問題について

報告書概要

2013年5月22日の原子力規制委員会において、2号機原子炉建屋直下を通るD-1破砕帯について「耐震設計上考慮する活断層である」旨の評価書が了承されました。 
当社は2013年6月末に調査を終了し、その結果をまとめ、7月11日に報告書を原子力規制委員会に提出しました。
報告書では、新たに実施した掘削・ボーリング調査及び地層の詳細観察等により、K断層とG断層及びD-1破砕帯の活動時期と連続性を評価し、D-1破砕帯は、耐震指針における「耐震設計上考慮する活断層ではない」ことが一層明確に確認されました。

敦賀発電所敷地図

敦賀発電所敷地図
 

1. K断層とG断層及びD-1破砕帯の活動時期


有識者会合の評価
当社の評価
⑤層下部を約12万年前の地層と特定するには、降灰層順の認定及び火山灰の同定が不十分であるため困難 D-1トレンチ⑤層下部及び敦賀湾海上ボーリングの同じ層で見つかった火山灰は、多くの文献調査、試料分析及び他の火山灰の比較等により、美浜テフラであり、約12.7万年前に降灰したことが判明。
③層と⑤層はそれほど堆積時期に差がなく、③層は後期更新世の可能性 ③層は中期更新世(約13万年前以前)に堆積した地層であることを確認。
D-1トレンチ内の地層堆積状態

結論:
K断層とG断層およびD-1破砕帯は、⑤層下部(美浜テフラを含む地層)に変位・変形を与えておらず、後期更新世以降(12~13万年前以降)は活動していないことを確認。

 
 

2.K断層とG断層及びD-1破砕帯の連続性


有識者会合の評価
当社の評価
K断層は南方へさらに延びる可能性が高い。 K断層はD-1トレンチ外の南側で消滅していることを確認。
K断層及びG断層及びD-1破砕帯は、一連の構造である可能性が高い。 G断層及びD-1破砕帯は走向・傾斜、性状および変位センス(ずれの報告)などの特徴がよく一致しているが、K断層はG断層及びD-1破砕帯とは異なった特徴であることを確認。
D-1トレンチ調査状況

結論:
K断層は途中で消滅し、2号機原子炉建屋の方向に延びていないこと、また、G断層及びD-1破砕帯は一連の構造であるが、K断層は一連ではないことを確認。

 

 ■2013年7月11日 敦賀発電所 敷地の地質・地質構造 調査報告書
  ・概 要 編
  ・報告書一式 
  ・参考資料一式

 【参 考】
  ■2013年2月5日
   ・敦賀発電所敷地の地質・地質構造D-1破砕帯について(中間報告)
   ・D-1破砕帯とせん断面に関する調査について

  ■2013年3月15日
   敦賀発電所 敷地の地質・地質構造D-1破砕帯について中間報告(その2)

※当社の調査及び評価結果について、客観的な検証を行うために、外部の専門の方に評価をいただいております。
 評価内容については、こちらをご覧下さい。