4.原子力鋼材コース
コース概要
原子力発電所の事故・トラブルでは、使用されている鋼材の性質が重要な意味を持つことがあります。
原子力発電所では色々な鋼材が使われており、主な鋼材の金属的な特徴、機械的な性質、鋼材の耐食性と破壊のメカニズム等を学びます。
なお、受講者は鋼材に関する初歩的な知識を有していることが望ましい。
*2日間のコースですが、1日単位の受講も可能です。
研修期間
【1回目】 | 研修期間 | 申込期限 |
---|---|---|
1日目 |
2021年8月26日 |
受付終了 |
2日目 |
2021年8月27日 |
【2回目】 | 研修期間 | 申込期限 |
---|---|---|
1日目 |
2022年2月15日 |
受付終了 |
2日目 |
2022年2月16日 |
定員 |
15名(最小実施人数:7名) |
受講料 |
42,000円(消費税別)/2日間 ※1日のみの受講:21,000円 |
カリキュラム
1日目 基礎 | 2日目 応用 | |
---|---|---|
内容 |
(1)原子力鋼材の基礎
(2)原子力発電所の構造材料 |
(3)原子力発電所構造材料のふるまい
(4)構造材料の破壊健全性評価 |
研修の特色
(1)原子力発電所は、原子炉圧力容器、蒸気発生器、ポンプ、熱交換器、放射性物質を保管す
るタンク、及びそれらを繋いでいる配管など、多数の機器や設備で構成されています。
これらの機器、設備には、ステンレス鋼、炭素鋼、合金鋼などが使用されています。
原子力用に開発された鋼材や一般の鋼材なども含め、様々な鋼材について説明
します。
(2)鋼材の金属的特徴、機械的性質、耐食性,破壊メカニズム(応力腐食割れ(SCC)含む)、
更に、欠陥評価や中性子照射時の材料の挙動・ふるまいなども学びます。
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PWR(加圧水型原子炉)の例