4.原子力鋼材コース
コース概要
原子力発電所の事故・トラブルでは、使用されている鋼材の性質が重要な意味を持つ
ことがあります。
原子力発電所では色々な鋼材が使われており、主な鋼材の金属的な特徴、機械的な性質、
鋼材の耐食性や破壊のメカニズムなどを学びます。
なお、受講者は鋼材に関する初歩的な知識を有していることが望ましい。
*2日間のコースですが、1日単位の受講も可能です。
研修期間
【1回目】 | 研修期間 | 申込期限 |
---|---|---|
1日目 |
2025年8月27日 |
2025年7月18日 |
2日目 |
2025年8月28日 |
【2回目】 | 研修期間 | 申込期限 |
---|---|---|
1日目 |
2026年2月18日 |
2025年1月9日 |
2日目 |
2026年2月19日 |
定員 |
15名(最少開催人数:7名) |
受講料 |
46,200円(消費税込)/2日間 ※1日のみの受講:23,100円(消費税込) |
カリキュラム
1日目 基礎(9:00~17:00) | 2日目 応用(9:00~17:00) | |
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内容 |
(1)原子力鋼材の基礎
(2)原子力発電所の構造材料
(3)高経年化プラント材料の劣化と 健全性評価 | (4)原子力発電所構造材料のふるまい
(5)不適合調査 |
研修の特色
(1)原子力発電所は、原子炉圧力容器、蒸気発生器、ポンプ、熱交換器、放射性物質を
保管するタンクおよびそれらを繋いでいる配管など、多数の機器や設備で構成
されています。これらの機器、設備には、ステンレス鋼、炭素鋼、合金鋼などが
使用されています。原子力用に開発された鋼材や一般の鋼材なども含め、様々な
鋼材について説明します。
(2)鋼材の金属的特徴、機械的性質、耐食性,破壊メカニズム(応力腐食割れ(SCC)
含む)、さらに、欠陥評価や中性子照射時の材料の挙動・ふるまい、更に鋼材に起因
するトラブル(不適合)の調査の方法も学びます。
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PWR(加圧水型原子炉)の例