[右] 保修室(機械専攻)
[左] 保修室(原子力専攻)

保守管理業務

発電所設備の専門医として、
設備を守り未来につなぐ。

保修室では、中長期的な視点も踏まえ、発電所内設備の継続的な保全に関する業務を行っており「発電所設備の専門医」の役割を担っています。主に電気・制御と機械の2つのラインで構成されていて、電気・制御ラインでは、発電機、モーター、照明、火災感知器などの電気系設備を、機械ラインでは、原子炉、タービン、ポンプ、弁などの機械設備を担当しています。「保修」というと「事後保全」、つまり設備や機器が壊れたら修繕・取替を行うイメージがあると思います。しかし、原子力発電所では安全確保が第一であるため、設備や機器が壊れる前に取替などの対応を行い、トラブルを未然に防止する「予防保全」が基本となります。

発電所を長期にわたって健全に保っていくためには、新しい技術を取り入れながら設備をしっかりと管理していくことが不可欠であり、保修室の仕事はとても重要でやりがいのある仕事です。現場では設備や機器の保全計画に基づいて個別の工事を実施していますが、自分たちの手で直接設備を点検し、保修するわけではなく、実際の作業はメーカや協力会社の方に依頼し、実施していただきます。私たちは工事全体を監理する立場にあり、現場作業の進捗状況の管理、工事費用の管理、作業内容の確認や作業現場の安全管理などを行っています。

発電所で取扱う設備や機器、そしてそれらを構成する部品の数はとても多く、配属されて間もない頃は先輩社員に教わりながら現場で実際に設備に触れることで、それぞれの役割や構造などについて知識と経験を蓄積していきます。また、当社には、東海地区、敦賀地区それぞれに研修センターが備わっており、業務を進めていくうえで必要となる知識を段階的に習得していくことができるように研修コースが設けられています。入社時に十分な知識や技能を有していなくとも、入社後にしっかりと身につけることができる教育制度が整っていることは大きな魅力です。
学生時代に学んだ知識が業務で役に立つこともありますが、多くは新たに学ぶことばかり。社会人になってからも、常に学び続ける姿勢が大切です!

PLUS ONE MESSAGE

プラスワンメッセージ

原子力発電の仕事は幅が広く、業務を進めていくと、学生時代に学んできたことが関係していることがあります。
その一方で、専攻と近い分野に配属となっても、学校での勉強と業務が必ずしも一致しないこともあります。
しかし、勉強の基礎(数学や理科)部分は、どの仕事においてもかなり役に立ちます。学生時代の知識はプラスになるので、しっかり基礎を身に付けておくことが大切です。

A Day's SCHEDULE

ある1日のスケジュール

08:30

出社・ラジオ体操

08:40

グループミーティング

10:00

現場立会い

12:00

昼食・休憩

13:00

グループミーティング

14:00

協力会社との打ち合わせ

15:00

現場立会い

16:00

翌日の予定確認

17:00

業務終了