安全管理室(電気専攻)

放射線管理業務

作業員の安全を守るために
放射線被ばく線量の低減を日々追求しています。

放射線管理には、「原子力発電所内で働く人を守る仕事」と「原子力発電所の周辺環境を守る仕事」があり、私は、前者の原子力発電所内で働く作業員の方の最適な作業環境づくりに取り組んでいます。
原子力発電所で働く人が安全に作業するためには、現場作業員の放射線被ばく線量を法令で定められた基準以下に管理しなければなりません。健康への影響が現れる放射線のレベルは医学的に判っていますので、法令基準はこのレベルよりも低く設定されていますし、実際の現場では法令基準よりもさらに被ばく線量を低減するために、放射線量に応じた作業場所の区域管理、作業に適した装備の着用、作業方法の工夫などに努めています。

原子力発電所では、安全な稼働を支えるためにさまざまな設備保全工事が実施されており、すべての工事に適切な放射線管理が必要となります。五感では放射線を感じることができないので、「見えないリスク」をどう軽減するかを考えるためには、作業を行うメーカーや協力会社の方、設備の維持・管理を行う保修室員など関係者とのコミュニケーションが欠かせませんし、自分のアイデアを積極的に伝えていく姿勢が必要です。私の職場では、経験・年齢を問わずすべての人の意見に耳を傾ける雰囲気があり、よい提案であれば若手社員の意見も採用してもらえるため、やりがいをもって業務に取り組むことができています。

PLUS ONE MESSAGE

プラスワンメッセージ

「原子力発電」に関する知識は会社に入ってから!
学生時代は電気を専攻していたこともあり、放射線に関する知識があまりなく、配属当初は分からないことが多く苦労しました。しかし、一つ一つの業務を着実に完遂することで、知らないことを知る楽しさや成長を実感でき、電気の知識+放射線の知識を持てたことで、自信をもって新たな業務に挑戦できるようになりました。

A Day's SCHEDULE

ある1日のスケジュール

08:30

出社、班内ミーティング

09:30

社内打合せ

10:00

現場作業

12:00

昼食

13:00

班内ミーティング

14:00

社内打合せ

15:00

現場作業

17:00

退社