低レベル放射性廃棄物輸送における
保安措置に関する注意文書の受領について
2009年4月3日
当社は、低レベル放射性廃棄物(以下、「LLW」という。)の輸送において、輸送容器が技術基準※1に適応していなかったことが判明したため、4月1日にその事象の概要と原因および再発防止対策を原子力安全・保安院へ報告し、本日、同院から「低レベル放射性廃棄物輸送における保安措置について(注意及び指示)」に関する注意文書を受領いたしました。
当社は、LLWの輸送を受託している原燃輸送株式会社より、同社が所有する輸送容器の中に技術基準に適合しないものがあるとの報告があったことから、当社の過去のLLWの輸送について調査したところ、2008年度に東海・東海第二発電所で使用した輸送容器が技術基準に適合していなかったことを確認いたしました。
なお、これまでに当社から輸送したすべてのLLWは、安全に輸送し、日本原燃株式会社六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋設センターに受け入れられていることを確認しております。
本件につきまして、本日、同院より、再発防止対策を徹底し、同様の輸送を実施するにあたっては、関係する技術基準に適合するように適切に管理する旨の指示をいただきました。
当社といたしましては、このたびの注意文書を真摯に受け止め、すでに原子力安全・保安院へ報告した再発防止対策を徹底し、今後の放射性廃棄物の輸送に万全を期してまいる所存です。
- ※1
- 「国際標準規格を適用した基準」又は「一般試験条件を満足する基準」のいずれかの条件を満たすことが求められている。
(別紙)当社のLLWの輸送に係る調査概要