運転開始時からの運転実績
発電電力量合計: 2,269.7億kWh
平均設備利用率: 51.9%
平均時間稼働率: 52.5%
(2024年3月末現在)
東海第二発電所は、日本初の大型原子力発電所として1973年4月に着工(第1回工事計画認可)、同年6月に建設工事を開始し、1978年に営業運転を開始しました。
運転・定期検査時の作業性向上やコンピュータを用いた放射線管理システムの導入など安全性や信頼性の向上が図られています。 沸騰水型原子力発電所1基としては日本最高の総発電電力量の記録を更新中です。
発電所概要
電気出力 | 110万kW |
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原子炉型式 | 沸騰水型軽水炉(BWR) |
燃料 | 低濃縮ウラン(約132トン) |
営業運転開始 | 1978年11月28日 |
売電先 | 東北電力(株)、東京電力エナジーパートナー(株) |
施設紹介
中央制御室
発電所の「頭脳」として24時間休むことなく全設備を運転監視しています。
タービン発電機
原子炉で作られた蒸気によって定格出力 110万kW のタービンを回し、容量 130万kVA の発電機によって電気を発生させます。
原子炉建屋最上階
真下に原子炉(圧力容器)があり、定期検査時の点検や燃料交換は、ここの床にあるコンクリート製のフタをはずして行います。
東海第二発電所のしくみ
軽水型原子力発電所には、沸騰水型(BWR)と加圧水型(PWR)の2つのタイプがあります。
沸騰型軽水炉では、燃料に低濃縮ウランを使い、中性子の速度を減速させる減速材と発生した熱を取り出すための冷却材に軽水(普通の水)を使っています。核分裂で発生した熱で原子炉内の水を沸騰させ、その蒸気で直接タービン発電機を回して電気を発生させます。蒸気は復水器を通り海水で冷やされ水に戻り、再び原子炉内に送られます。
地域とのふれあい
『テラ』はラテン語で地球・・・。
地球環境を考えながら原子力の仕組みや安全性を模型や映像・人形劇などで楽しく紹介しています。
東海テラパークで開催される催し物について紹介しています。