東海第二発電所に関する耐震安全性評価報告書の再点検結果の追加報告について
2011年12月19日
当社は、平成23年8月22日付け、原子力安全・保安院(以下、「保安院」という)からの「耐震安全性評価報告書の再点検について」の指示に基づき、耐震安全性評価報告書の再点検を行っているところですが、東海第二発電所の耐震安全性評価中間報告書に記載した、原子炉建屋の地震応答解析モデルの入力データのうち、2項目に誤りがあることを確認しました。 正しい入力データを用いて地震応答解析を実施した結果、耐震安全性評価中間報告書の記載値に比べ、建屋の応答加速度が最大0.2%程度増加するものの、耐震安全性への影響はないと考えております。(10月27日発表済み)
その後、東海第二発電所に関する耐震安全性評価中間報告書について、安全上重要な建物・構築物及び機器・配管系に係る解析を対象として、入力データ及び条件設定に誤りがないか、入力根拠書の設定根拠まで遡って再調査した結果、誤りがなかったことを確認しました。また、正しい入力データを用いて再評価を実施した結果、耐震安全性が確保されていることを確認し12月9日に保安院に報告しました。 (12月9日発表済み)
当社は、12月9日に提出した、当社の原因分析及び再発防止対策の妥当性について、保安院の確認を受けていました。この中で、東海第二発電所の解析を委託した会社(以下、解析会社)の再発防止対策や12月9日以降の当社の再発防止対策の取り組み状況および、10月31日に報告した「敦賀発電所に関する耐震安全性評価報告書の再点検結果」に対する水平展開の状況について追加報告するよう指示を受けました。
当社はこれらの内容を取りまとめ、本日、保安院に報告しました。
今後も入力データの誤りを未然に防止する観点での強化を継続するとともに、必要に応じて改善を図り信頼性向上に努めてまいります。
添付資料:東海第二発電所に関する耐震安全性評価報告書の再点検結果の追加報告について(概要)
以上