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一部報道における浦底断層に関する記事について

2012年3月22日

平成24年3月22日、一部報道において、浦底断層の音波探査データや断層の長さに関する議論についての記事が掲載されていますが、本件に関する当社の見解は以下のとおりです。

記事において、当社が2005年に実施した音波探査について、「約7年間見過ごされてきた」「日本原電はデータの重要性に気付かず、原子力安全・保安院が08年に始めた専門家会議でもデータは配布されなかった」と記載されていますが、当社は、敦賀発電所の耐震バックチェック報告書※1や敦賀発電所3,4号機の設置変更許可申請書※2などに調査位置や探査手法を記載し、断層の評価にあたっては当該データも含めて全てのデータを用いて総合的に評価しており、「見過ごした」というものではありません。

耐震バックチェックや敦賀発電所3,4号機の安全審査の現地調査においては、当該資料も含め全ての音波探査記録を準備し、委員にご確認を頂けるような対応をしていました。また、海上ボーリングについても全てのボーリングコアを展示し、分析結果も含めて委員に説明しています。

これまでの耐震バックチェックでは、地形や活断層の分布状況などに基づき、断層長さの審議が慎重になされてきており、特に海域断層については、原子力安全・保安院がクロスチェック※3を実施し、当社の調査結果との整合を確認しています。

意見聴取会での浦底断層の審議は継続して行っていくことになっており、当社としても「今後も必要な検討を実施していく」ことを説明しています。

 

※1:敦賀発電所「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価結果中間報告書 平成20年3月 3-166ページ 海上音波探査の測線図
   敦賀発電所「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価結果中間報告書 平成21年3月 第3.2.1図 海上音波探査の測線図

※2:敦賀発電所原子炉設置変更許可申請書(3号及び4号炉の増設)平成16年3月(平成22年12月一部補正) 第3.2.1図 海上音波探査の測線図

※3:耐震・構造設計小委員会地震・津波、地質・地盤合同ワーキンググループ(第15回)Cサブグループ会合 配布資料
http://www.nsr.go.jp/archive/nisa/shingikai/107/3/4/015/15-2-7.pdf

以上

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