敦賀発電所敷地内の破砕帯調査に関する報告について(当社コメント)
2012年12月12日
本日の原子力規制委員会(以下、「規制委員会」という)の定例会合において、昨日当社が提出した敦賀発電所敷地内の破砕帯調査に関する「公開質問状」の疑問に答えないまま、12月10日の敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合の際と同様に、D-1破砕帯が浦底断層と連動して動く活断層である旨の見解が示されたことは、当社として誠に遺憾です。
しかしながら、その後、委員長から、公開質問状については有識者会合の報告書の中で回答をして頂ける旨のご発言がありました。当社としては、先の質問状の各項目は、活断層か否かの科学的な判断をする上で基礎となるものと考えており、個別具体的に十分なご説明を頂くようお願いしたいと思います。
また、委員長からは、事業者がさらに調査を継続するので、新たなデータが提出されれば有識者会合の中で検討していただく旨のご発言がありました。
当社としては、せん断面の詳細調査やD-1破砕帯の近傍の調査について来週にも調査計画を規制委員会に提出することとしていますが、これと継続中の地表地質調査等により得られる客観的なデータ、数値解析等に基づき科学的見地からの総合的評価をとりまとめたうえで、規制委員会にご判断して頂きたいと考えています。
以上