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2007年度東海・東海第二発電所からのお知らせ

高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電機の冷却水系圧力スイッチ取出し配管の一部取替について

当社、東海第二発電所(沸騰水型軽水炉、定格電気出力110万キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、9月4日(火)、高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電機*1の定期試験を行っていた際、機関の冷却水系圧力スイッチ*2元弁配管溶接部付近から1滴/秒の滴下があることを確認しました。
このため、必要な措置を講じ、当該配管及び類似配管の取替を行い、9月6日(木)通常状態に復旧しました。
念のため、他の非常用ディーゼル発電機(2C,2D)の類似箇所についても、配管取替を行う予定です。
この情報は、原子力施設情報公開ライブラリーNUCIA(ニューシア)をご覧ください。

高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電機
通常電源が喪失した場合においても、プラントを安全に停止することが出来るよう、必要な設備に電力を供給する役目を担う発電機の一つ。この他に2C,2Dの2台がある。
高圧炉心スプレイ系(High Pressure Core Spray)
非常用炉心冷却系の一つであり、原子炉圧力容器内にある小~大配管破断事故の際に、原子炉に冷却水を供給し、原子炉水位の確保及び燃料の冷却を行う。 
※2
冷却水系圧力スイッチ
ディーゼル発電機の内燃機関の熱を除去するために循環させている冷却水(純水)の圧力が低下した際に作動する保護装置のこと。

(2007年9月7日記載)
(2007年9月14日更新)

 

このページでは、機器の軽度な故障等で、法令の定めでは国への報告の必要がなく、
トラブルとされていない情報(保全品質情報)等を掲載しています。

保全品質情報:国へ報告する必要のない軽微な事象であるが、設備の信頼性を向上させる観点から電力各社はもとより、
産官学で情報共有化することが有益な情報です。

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