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2012年度東海・東海第二発電所からのお知らせ

東海発電所 ダストサンプラー配管での開孔確認について 

平成24年3月18日に確認された、東海発電所放射性廃液処理設備上澄液タンク(A)水位低下事象に伴う埋設配管点検のための干渉物対策工事において、放射性廃液処理設備建屋横に設置のトレンチ*1内に敷設されている、取り外し対象配管の一つであるダストサンプラー*2配管(以下「当該配管」という)に、穴が開いているとの情報を、4月18日18時40分頃確認しました。
本件については、当該配管が敷設されているトレンチを4月13日から開放、外観確認を実施しており、4月14日に協力会社作業員が吸い込み音および触診により穴があることに気付き、協力会社作業監督および作業責任者に報告し、治具により仮補修しました。

この補修については、協力会社内作業責任者間で引き継ぎがなされ、引き継がれた作業責任者は本事象についての報告を、口頭ではなく社内メールにて当社作業監理員に通知していました。当社作業監理員は、4月18日の18時40分頃にメールを確認し「当該配管に穴あき部を確認し、補修を実施した」旨の記載があることを確認したため、所内関係者に連絡しました。

その後、当該配管を点検し、約7mmの開孔があることを確認すると共に当該配管およびトレンチ内の汚染検査ならびにダスト濃度測定を行い放射性物質が検出されていないことを確認するとともに、当該配管を通過する空気中の各サンプルポイントにて採取した試料測定結果について、過去1年分を調査し放射性物質が検出されていないことを確認しております。本事象による環境への影響はありません。

放射性廃液処理設備の埋設配管点検のための干渉物として当該配管の取外しに際しては、仮設配管を設置し、点検終了後は新たな配管を敷設します。
また、協力会社が開孔を発見してから、当社作業監理員が確認するまでに時間を要したことについて詳細に調査し、検証を進めていきます。

 
*1
トレンチ
配管などのため、建物の床下や新たに地面を掘って設けた溝状のルート
*2
 
ダストサンプラー
各建屋の部屋に設置してあるサンプリングポイントの空気中ダスト濃度を測定する目的で、空気中の粒子状物質を採取するために、真空ポンプにより負圧で引くための配管

添付資料:ダストサンプラー配管点検状況

(2012年4月19日記載)

 

このページでは、機器の軽度な故障等で、法令の定めでは国への報告の必要がなく、
トラブルとされていない情報(保全品質情報)等を掲載しています。

保全品質情報:国へ報告する必要のない軽微な事象であるが、設備の信頼性を向上させる観点から電力各社はもとより、
産官学で情報共有化することが有益な情報です。

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