2012年度東海・東海第二発電所からのお知らせ
東海第二発電所 原子炉建屋屋上におけるベント管設置工事中の誤開孔について
当社、東海第二発電所(沸騰水型軽水炉、定格電気出力110万キロワット)は、第25回定期検査中、安全対策の1つである「原子炉建屋ベント管設置工事(※)」を実施していたところ、6月20日10時15分頃、作業員が原子炉建屋屋上にて、当該部分のコンクリートはつり作業を行っていた際に、コンクリート下層の鉄板(厚さ1.2mm)に電動工具が誤って接触し、直径約5mmの開孔が発生しました。
このため、直ちに当該開孔部を塞ぐ仮蓋を取付け、応急補修措置を実施するとともに、当該開孔を生じた期間を含めて原子炉建屋の負圧が保たれていることを確認しました。
なお、本事象による環境への影響はありません。
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- 安全対策の一環として、シビアアクシデント時における原子炉建屋の水素蓄積防止を図るため、原子炉建屋屋上に開孔部を設けベント管を設置する工事。
(2012年6月22日記載)
このページでは、機器の軽度な故障等で、法令の定めでは国への報告の必要がなく、
トラブルとされていない情報(保全品質情報※)等を掲載しています。
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- 保全品質情報:国へ報告する必要のない軽微な事象であるが、設備の信頼性を向上させる観点から電力各社はもとより、
産官学で情報共有化することが有益な情報です。