2010年度敦賀発電所からのお知らせ
敦賀発電所敷地内での放射性ヨウ素の検出について
当社は、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、敦賀発電所の環境放射能監視を2011年3月17日より強化し、敦賀発電所構内の大気中の粉塵とヨウ素を1週間に1回測定※していますが、本日(2011年3月28日)の測定結果において、極微量の放射性物質(ヨウ素131)を検出しました。
なお、現在、敦賀発電所1号機は、第33回定期検査停止中で、2号機は、通常運転中です。2号機の1次系や燃料貯蔵プールの放射能の測定値に変動は見られず、排気筒のモニタにも有意な変動はないことより、本事象は敦賀発電所に起因したものではありません。
○敦賀発電所の構内で検出された放射性物質の濃度
採取地点 | 発電所構内(大気中) |
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採取期間 | 2011年3月21日~3月28日 |
ヨウ素131 | 0.001 ベクレル/m3 |
検出限界 | 0.00057 ベクレル/m3 |
○今回確認された大気中の放射性物質により受ける放射線量は、1日で約0.0004 マイクロシーベルトであり、胸のエックス線検診(1回)で受ける放射線量(60マイクロシーベルト)と比べると約15万分の1と十分低い値です。
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- 大気を吸引し、フィルターに集めたちりと活性炭に吸着させたヨウ素を放射性核種分析装置にて測定する。
以上
このページでは、機器の軽度な故障等で、法令の定めでは国への報告の必要がなく、
トラブルとされていない情報(保全品質情報※)等を掲載しています。
なお、定期検査中に発生した事象につきましては、「定期検査状況」に掲載しています。
- ※
- 保全品質情報:国へ報告する必要のない軽微な事象であるが、設備の信頼性を向上させる観点から電力各社はもとより、
産官学で情報共有化することが有益な情報です。