2012年度敦賀発電所からのお知らせ
敦賀発電所1号機補機冷却海水ポンプ(B)出口弁からの僅かなにじみについて
概要
敦賀発電所1号機は、第33回定期検査中の7月25日10時50分頃、補機冷却海水ポンプB号機出口弁の弁箱の一部に変色があることを当社社員が確認したため、表面を磨いたところ、僅かな海水のにじみがあることを確認しました。
このため、当該弁を閉とし、にじみ箇所について止水措置を実施し、にじみは停止しています。
今後、当該弁の肉厚測定を行った後、外面への補修剤の塗布等により補修を行います。また、当該弁を取替え、原因調査を行ってまいります。
敦賀発電所1号機(沸騰水型軽水炉:定格電気出力 35万7千kW)は、第33回定期検査中の平成24年7月25日 10時50分頃、海水ポンプエリアにて、補機冷却海水ポンプ※(B)出口弁(以下、「当該弁」という。)の弁箱の一部に変色があることを当社社員が確認したため、その変色部の表面を磨いたところ、僅かな海水のにじみ(滴下なし)があることを確認しました。
このため、当該弁を閉として、にじみ箇所について止水措置を実施し、にじみは停止しています。 なお、当該弁からの僅かなにじみは補機冷却海水系統の機能に影響はありません。
今後、当該弁の肉厚測定を行った後、外面への補修剤の塗布等により補修を行います。また、当該弁を取替え、原因調査を行ってまいります。
なお、7月11日に今回と同様に僅かな海水のにじみが確認された補機冷却海水ポンプ(A)出口弁については、外面への補修剤の塗布による補修を行い、健全な状態であることを確認しています。
本事象による周辺環境への放射能の影響はありません。
- ※
- : 補機冷却海水ポンプは屋外に3台(A,B,C)設置されており、使用済燃料プール水の冷却などに海水を供給している。プラント運転中は、2台が運転しており、定期検査中は1台が運転している。(C号機が運転中)
(2012年7月25日記載)
このページでは、機器の軽度な故障等で、法令の定めでは国への報告の必要がなく、
トラブルとされていない情報(保全品質情報※)等を掲載しています。
なお、定期検査中に発生した事象につきましては、「定期検査状況」に掲載しています。
- ※
- 保全品質情報:国へ報告する必要のない軽微な事象であるが、設備の信頼性を向上させる観点から電力各社はもとより、
産官学で情報共有化することが有益な情報です。