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2012年度敦賀発電所からのお知らせ

敦賀発電所1号機 燃料集合体チャンネルボックス上部の確認状況について

 当社は、平成24年8月10日付け、原子力安全・保安院からの「燃料集合体チャンネルボックス※1上部(クリップ※2)の一部欠損について(指示)※3」に基づき、平成24年8月13日から、敦賀発電所1,2号機の使用済燃料プールに貯蔵している敦賀発電所1号機の全てのチャンネルボックス上部(クリップ)について、水中テレビカメラによる外観確認を行っていましたが、本日、上端のクリップ接合部の一部に変色等のあるチャンネルボックスが9体あることを確認しました。
 今後、当該箇所について詳細な確認を行い、本事象の原因調査を行ってまいります。
 なお、当該箇所の長さは最大約13mmであり、チャンネルボックスの機能へ影響を与えるものではありません。
 また、本事象に伴う周辺環境への放射能の放出はありません。

※1 燃料集合体に取り付ける四角い筒状の金属製の覆い。燃料集合体内の冷却材流路を確保するとともに、制御棒のガイドの機能を持つ。
     (寸法:たて約140mm×よこ約140mm×高さ約4.1m,厚さ約2mm,材質:ジルコニウム合金,重量:約30kg)
   保管本数は、1号機使用済燃料プール内:434体、2号機使用済燃料ピット内:148体
※2 燃料集合体からチャンネルボックスを着脱する工具を固定するためおよびチャンネルボックスを固定するために設けられているもの。
      (寸法:たて約40mm×よこ約40mm,厚さ約2mm,材質:ジルコニウム合金,重量:約14g)
※3 原子力安全・保安院からの指示(概要)
   原子力安全・保安院は、東北電力株式会社女川原子力発電所第3号機で確認されたチャンネルボックス上部(クリップ)の欠損事象に
   伴い、沸騰水型原子炉を所有する原子力事業者に対して、以下について実施し、その結果を平成24年9月10日までに報告すること
   を求めています。
    1.炉内及び使用済燃料プールにある燃料集合体について、チャンネルボックス上部(クリップ)の欠損の確認
    2.1.において確認された場合、チャンネルボックス上部(クリップ)の欠損を含む燃料集合体の損傷、変形等の確認
    3.1.又は2.において確認された場合、燃料集合体の健全性の評価及び原子炉施設への影響の評価
    4.1.又は2.において確認された事象に係る原因の究明及び再発防止策の策定
    5.1.又は2.において確認された場合、チャンネルボックス上部(クリップ)の損傷に伴い生じると考えられる金属片
      による原子炉施設への影響の評価及び対策

添付資料:チャンネルボックス上部の状況
(2012年08月17日掲載)
 

このページでは、機器の軽度な故障等で、法令の定めでは国への報告の必要がなく、
トラブルとされていない情報(保全品質情報)等を掲載しています。
なお、定期検査中に発生した事象につきましては、「定期検査状況」に掲載しています。

保全品質情報:国へ報告する必要のない軽微な事象であるが、設備の信頼性を向上させる観点から電力各社はもとより、
産官学で情報共有化することが有益な情報です。

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