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ご挨拶

取締役社長 濱田 康男
取締役社長 濱田 康男

先の東日本大震災により被災された皆さまには、心からお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故につきましては、同じ原子力発電事業に携わる者として、極めて重く受け止め、このような事故を二度と起こさないとの決意のもと、発電所の安全確保に万全を期してまいります。
エネルギーの問題は、わが国の経済・産業活動や国民生活、ひいては国の安全保障にかかわる極めて重大な問題です。わが国では1970年代の2度のオイルショックの経験を踏まえ、石油依存から脱却しエネルギー源を多様化するため様々な方策が講じられてきましたが、原子力発電は、その大きな柱のひとつとして進められてきました。
また、近年、原子力発電は二酸化炭素を出さないエネルギー源として、地球温暖化防止の観点からも注目されてきました。今回の原子力事故を踏まえ、安全対策により一層万全を期す必要はありますが、資源の少ないわが国にとっては、原子力発電はエネルギーの安全保障の観点はもとより、地球環境問題への対応の観点からも、今後とも重要なエネルギー源であると認識しております。
当社は、原子力発電をわが国で最初に事業化するために1957年に設立された原子力発電専業の会社です。わが国初の商業用原子力発電所である東海発電所を始めとして、50有余年に亘り、原子力発電所の建設、運転に取り組み、原子力発電の発展と電力の安定供給に貢献してまいりました。
今後は、今回の原子力事故から得られる知見を踏まえ、安全対策をさらに強化・徹底し、立地地域をはじめ国民の皆さまのご理解を得ながら、安全最優先で運営してまいりたいと考えております。
また、当社は原子力発電のパイオニアとして、最新鋭の安全技術を取り入れた敦賀発電所3,4号機の増設や東海発電所の廃止措置、ベトナムを始めとした新興国への国際技術協力についても、取り組んでまいります。
今後とも、皆さまのご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。