パイオニア企業としてAs a Pionner in Nuclear Power Generation
原子力発電の新しい課題に挑戦し続けています。
商業用原子力発電所の新しい課題へのチャレンジとして、廃止措置に取り組んでいます。
- 国内の原子力発電所の先駆けとなる発電所を建設し、運転しています。
- エネルギーセキュリティーへの貢献と低炭素社会の実現に取り組んでいます。
- 原子力発電の新しい課題に挑戦し続けています。
- 半世紀に亘り蓄積してきた原子力発電技術を基盤に、 新興諸国への技術支援などを行っています。
東海発電所の廃止措置

日本初の商業用原子力発電所【東海発電所】
英国で開発・実用化されたコールダーホール型の天然ウラン・炭酸ガス冷却型原子炉に、日本独自の耐震設計を取り入れた改良型プラント
日本初の商業用原子力発電所である東海発電所は、1998年3月31日営業運転を終了し、2001年12月から廃止措置工事を行っています。工事は、原子炉領域以外の附属設備等から順次撤去し、原子炉領域は放射能の減衰を待って、安全貯蔵後に解体撤去します。また、跡地は原子力発電所用地として有効に利用できる状態にします。
当社は、この工事を通じ、安全で合理的な廃止措置の実証という、パイオニアとしての使命を担っています。
具体的には、遠隔解体技術の確立、物量・放射能評価、廃棄物処理処分方法の確立、プロジェクト管理システムの開発等を推進し、将来の軽水炉の廃止措置に役立つよう、技術ノウハウの蓄積に努めています。
クリアランス制度の導入と再生利用の推進
「クリアランス制度」とは、原子力発電所の廃止措置等の撤去物のうち、放射能レベルが極めて低く「放射性物質として扱う必要のないもの」(クリアランス物)を、法令等で規定された手続きに基づき再利用または処分することができる制度で、東海発電所の廃止措置の開始を機に、整備されたものです。
このクリアランス制度を適用し、廃止措置工事で発生した金属を鋳造メーカーでベンチやテーブルなどに加工し、当社および他の原子力関連施設で利用する等、クリアランス物の再生利用を推進しています。