原子燃料サイクル
発電所での管理
原子炉で発電に使用した後の使用済燃料は、再処理工場や中間貯蔵施設に搬出するまでの間は発電所内で
安全に管理します。
当社では、東海第二発電所(1991年~1994年)及び敦賀発電所2号機(1998年~2000年)に燃料貯蔵プール内の使用済燃料貯蔵容量の増強を行い、発電所での貯蔵容量を増やしました。
燃料貯蔵プール使用済燃料貯蔵容量の増強実績
増強前 | 増強後 | ||
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東海第二発電所 | 1740体 | 2250体 | |
敦賀発電所2号機 | 1号機用燃料 | 210体 | 637体 |
2号機用燃料 | 987体 | 1734体 |
このうち東海第二発電所は、他の発電所に比べ燃料プールの容量が小さいため、発電所建屋外に新規に貯蔵施設を設置する必要があったことから、2001年に『乾式キャスク貯蔵施設』を発電所敷地内に建設しました。これにより、貯蔵容量は2250体から3714体まで貯蔵できるよう増強されました。

乾式キャスク貯蔵施設の外観
乾式キャスク貯蔵施設の内観