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放射性廃棄物


放射性廃棄物の種類

放射性廃棄物の種類

放射性廃棄物には、使用済燃料を再処理する過程で再処理工場において発生する「高レベル放射性廃棄物」と、それ以外の「低レベル放射性廃棄物」に分けられます。また、それぞれの廃棄物は、種類や放射線のレベルに応じた方法で処分されます。

放射性廃棄物の種類

出典:「原子力・エネルギー図面集」2018

 
 

放射性廃棄物の種類と処分の概要

放射能レベルに応じた深度や障壁(バリア)を選び、浅地中処分、余裕深度処分、地層処分に分けて処分が
行われます。

放射性廃棄物の種類と処分の概要

出典:「原子力・エネルギー図面集」2018

 
 

放射能の減り方

放射性物質の原子は、放射線を出すことによって安定した状態に変化します。このため、放射性物質の量は時間が経つとともに減少します。この放射性物質の量が半分になるまでの時間を「半減期」といいます。

例えば、熱いお茶や香水の臭いは、時間とともに冷めたり匂いが弱まったりします。これと同様に放射性物質も時間が経つと量が減り、放射線を出す能力も無くなっていきます。

放射能の減り方

出典:「原子力・エネルギー図面集」2018

核種 半減期 備考
ヨウ素131 8.0日 主な核分裂生成物
セシウム137 30年
プルトニウム239 2万4千年 原子力発電所の燃料として利用
ウラン235 7億年
ウラン238 45億年 天然ウランの主成分
コバルト60 5.3年 ガンの治療に用いられる
テクネチウム99 6時間 核医学検査に利用
タリウム201 73時間
カリウム40 13億年 体内の主な天然放射性物質
ナトリウム24 15.0時間
ラジウム226 1600年
ラドン222 3.8日

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