安全性向上対策工事について
2024年4月の工事実施状況
2024年4月現在、東海第二発電所で行われている工事は以下の通りです。
東海第二発電所 工事状況全体図

津波から電源やポンプを守る設備(防潮堤①:発電所北側)
発電所の敷地を津波から防護するため、鋼管杭鉄筋コンクリート防潮壁及び鉄筋コンクリート防潮壁で構成される防潮堤を設置します。【工事状況】
・建屋等の干渉物の撤去、地盤改良、鋼管杭下部の打設が完了しました。
・上部鋼管杭の設置、鉄筋コンクリート工事を継続しています。
・津波によって地面が削り取られることを防ぐため、防潮壁の外側においてセメント改良土での造成工事を行って
います。
・津波からの波力を防潮壁とともに受け止めるため、発電所側においてセメント改良土での地盤のかさ上げ工事を
行っています。


津波から電源やポンプを守る設備(防潮堤②:発電所北側)
発電所の敷地を津波から防護するため、鋼管杭鉄筋コンクリート防潮壁及び鉄筋コンクリート防潮壁で構成される防潮堤を設置します。【工事状況】
・地中連続壁基礎及び放水路の構築を完了し、現在、鉄筋コンクリート防潮壁の工事を行っています。


津波から電源やポンプを守る設備(防潮堤③:発電所東側)
発電所の敷地を津波から防護するため、鉄筋コンクリート防潮壁、鋼製防護壁及び鋼管杭鉄筋コンクリー ト防潮壁で構成される防潮堤を設置します。【工事状況】
・干渉物の撤去、地盤改良が完了しました。
・鋼管杭の打設・設置及び鉄筋コンクリート防潮壁等の基礎工事を継続しています。


津波から電源やポンプを守る設備(防潮堤④:発電所南側)
発電所の敷地を津波から防護するため、鋼管杭鉄筋コンクリート防潮壁及び鉄筋コンクリート防潮壁で構成される防潮堤を設置します。【工事状況】
・建屋等の干渉物の撤去、地盤改良、鋼管杭下部の打設が完了しました。
・上部鋼管杭の設置、鉄筋コンクリート工事を継続しています。
・津波によって地面が削り取られることを防ぐため、防潮壁の外側においてセメント改良土での造成工事を
行っています。
・津波からの波力を防潮壁とともに受け止めるため、発電所側においてセメント改良土での地盤のかさ上げ
工事を行っています。


津波から電源やポンプを守る設備(緊急時対策所、可搬型設備保管場所)
防潮堤の高さよりも高い場所(標高20m以上)に、緊急時対策所、電源車やポンプ車等の可搬型設備保管場所を設置します。【工事状況】
・緊急時対策所の鉄筋コンクリート工事を継続しています。
・緊急時対策所に設置する発電機用の燃料油貯蔵タンク設置に向けた作業を継続しています。
・可搬型設備保管場所の設置工事を継続しています。


電源を多様化する設備(常設代替高圧電源装置置場)
東海発電所の屋外開閉所跡地(標高11m)に、緊急時に電源を供給する常設代替高圧電源装置置場を設置します。【工事状況】
・置場設置に向けた鉄筋コンクリート工事を継続しています。
・緊急時に原子炉建屋へ水を供給するための淡水貯水設備の鉄筋コンクリート工事を継続しています。


原子炉を冷やすための設備(代替淡水貯槽)
緊急時に原子炉、格納容器及び使用済燃料プールに注水するため、地下に代替淡水貯槽等を設置します。【工事状況】
・代替淡水貯槽、ポンプ室、配管カルバートの鉄筋コンクリート工事及び代替淡水貯槽上部の埋戻しが
完了しました。
・貯槽周辺のアクセスルートの補強工事を行っています。


発生した熱を海へ放熱する設備(海水取水ピット・海水取水塔)
緊急時に独立した水路から防潮堤内でポンプ車等により海水を取水するため、海水取水ピット及び海水取水塔を設置します。【工事状況】
・海水取水ピット(①)から緊急用海水ポンプピットまでの取水トンネルの掘進、取水トンネル配管の設置が
完了しました。
・海水取水塔(②)設置場所周辺の一時埋立及び掘削、海水取水ピットからの取水トンネルの掘進、取水トンネル
配管の設置が完了しました。
・現在、鉄筋コンクリート工事を継続しています。



発生した熱を海へ放熱する設備(緊急用海水ポンプピット)
緊急時に海水を取水して原子炉の崩壊熱等を除去するため、地下に緊急用海水ポンプピットを設置します。【工事状況】
・設置場所の掘削、海水ポンプ据付部分の鉄筋コンクリート工事が完了しました。
・現在、ポンプ・配管等の設置を行っています。


自然災害に備える設備(主排気筒)
地震に対する耐震性を向上させるため、基礎部分を補強し、上部鉄塔に新たな補強構造体を設置します。【工事状況】
・地盤改良・基礎部の構築が完了しました。
・現在、鉄塔に新たな補強構造体の設置工事を行っています。
※主排気筒は原子炉建屋内・タービン建屋内等で換気された排気を筒身の頂部より放出するための設備

