敦賀発電所3,4号機 具体化への取組み
環境保全
敦賀発電所3,4号機の具体化に当たっては、電気事業法、環境影響評価法、自然公園法等の関係法令に則り、関係機関のご指導をいただきながら、環境保全のために必要な対策を行い、周辺の生活環境や自然環境への影響を少なくするよう配慮していきます。
自然環境の保全
敦賀発電所が若狭湾国定公園内にあることに配慮し、施設の設置に当たっての山地の切り取り、樹木の伐採及び海面の埋立てを最小限にとどめます。 また、設置する施設等は周囲の自然環境との調和を図るとともに、郷土種(その地域に本来生育する植物種)を主体にした構内の緑化を行い動植物の生育環境の保全に努めます。
急斜面部の法面緑化工法に係わる現地試験状況
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施工7ヶ月後
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施工11ヶ月後
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施工20ヶ月後
温排水拡散範囲の抑制
通常運転中の冷却水(蒸気を冷却するために用いる海水)の取水と放水の温度差を7℃以下になるよう設計し、放水海域の流況や地形を配慮して水中放水方式を採用し、温排水の拡散範囲の抑制を図ります。
工事中の環境保全
準備工事も含めて建設工事中は、建設機械や資材運搬車両等からの騒音・振動、大気汚染物質の発生をできる限り抑制することや、工事場所からの排水の沈澱処理などを行って海域の汚濁防止を図ることにより、地元の皆様や漁業操業にご迷惑をおかけすることのないように努めます。
なお、車両が集中する通勤時間帯や海水浴シーズンの休日には資材等の運搬は行わない、などの配慮をします。
環境モニタリングの実施
建設工事中及び運転開始後に、周辺の環境の状況を把握するために環境モニタリングを行い、環境保全に万全を期します。