東海・東海第二発電所における不適合事象等について
当社は、品質・安全の更なる向上を目指し、法律で報告が求められている事象だけでなく、原子力施設の設備や機器の不具合、業務手順書からの逸脱なども、CAP会議で確認しています。
東海・東海第二発電所では、これまで、発電所における事故・故障などに関する情報を、プレスリリースや東海・東海第二発電所からのお知らせに掲載してまいりました。
2025年1月から、東海・東海第二発電所の運営の透明性をより高めるため、CAP会議で確認された不適合事象や不適合未満の事象についても必要に応じて毎月ホームページで公開します。
原則、月毎に取り纏め、翌月中旬頃に更新しますが、事象により翌月を待たずお知らせする場合もございます。
詳細は各月のお知らせをご覧ください。(該当する事象がない月は、お知らせが表示されません)
2025年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2024年度 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 1月 | 2月 | 3月 |
■CAP(Corrective Action Program)会議とは
原子力施設における状態報告の情報を用いて、改善を行う活動であり、発電所の運転情報や外部情報などの共有を目的とした会議です。
■CR(コンディションレポート)とは
本来あるべき状態とは異なる状態、すべき行動から外れた行動や結果、気づいた問題、改善が必要なことが記載された報告書や改善提案がなされたものについて、CRを作成し、現場の作業環境の改善、品質向上、トラブルの未然防止に役立てています。
■不適合とは
要求事項を満たしていない状態を「不適合」と言います。
■CR作成から不適合判定、対策までの流れ
CAP会議では、CRの内容について、不適合か不適合でないかを判断、原子力安全に対する影響に応じてレベル分けを行うとともに、必要な対策立案等について確認します、この対策を適切に対応することにより、発電所の安全性向上につなげています。
■影響度等のレベル区分
原子炉施設の設備・機器における不具合事象および人的不適合事象について、原子力安全に対する影響が大きい順にレベル4、レベル3、レベル2、レベル1、に区分しています。
事象 | グレード | 事象の程度 |
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不適合事象 | レベル4(L4) | 原子力安全に対する影響が大きい事象 |
レベル3(L3) | 原子力安全に対する影響が比較的大きい事象 |
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レベル2(L2) | 原子力安全に対する影響が軽微な事象 |
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レベル1(L1) | 原子力安全に対する影響がない事象 |
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不適合未満の事象 | (ー) | 不適合未満の事象 |