定期検査状況
敦賀発電所2号機
第18回定期検査
2012年6月1日の状況
敦賀2号機は、2011年8月29日(月)より、 第18回定期検査を開始しました。
(今後の予定)
予定日 | 内容 |
---|---|
未定 |
原子炉起動 |
未定 |
発電再開(調整運転開始) |
未定 |
営業運転再開(第18回定期検査終了) |
関連プレスリリース
1.定期検査の実施状況
(1)主要工事等
[1]亜鉛注入装置設置工事(工事概要図)
作業員の被ばく低減の観点から、コバルト-60等の放射性物質が1次冷却材系統などの機器や配管内表面へ付着することを抑制する※1ため、亜鉛を注入する装置を化学体積制御系に設置しました。
- ※1
- 1次冷却材中に放射化しにくい亜鉛を注入して、機器や配管内表面に皮膜を形成させることにより、コバルト-60等の放射性物質が機器・配管内表面へ付着することを抑制し、1次冷却材系配管などの線量を低減します。
(2)設備の保全対策
[1]2次系配管の点検工事
当社が定めた「配管肉厚管理手引書」に基づき、2次系配管407箇所について超音波検査等(肉厚測定)を実施しました。
「配管肉厚管理手引書」 の点検対象部位 |
今回点検実施部位 |
|
---|---|---|
主要点検部位 |
1,557 |
378 |
その他部位 |
1,650 |
29 |
合 計 |
3,207 |
407 |
(3)燃料集合体取替
燃料集合体全数193体のうち、97体(うち72体は新燃料集合体)を取り替える予定です。
(4)福島第一原子力発電所事故を踏まえた特別点検等※2 (工事概要図)
非常用電源に接続した使用済燃料ピットの水位計および温度計を設置しました。
- ※2
- 非常用炉心冷却系統の健全性確認、格納容器スプレイリングの健全性確認、使用済燃料ピットポンプの分解点検、使用済燃料ピットの水位監視カメラの設置については、燃料漏えいに伴う停止期間中に実施しました。
以上