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敷地内破砕帯に係る論点と当社の対応





年月日
各機関から示された論点・指摘
当社の対応
2023年9月6日 原子力規制委員会により、当社が提出した原子炉設置変更許可申請の補正書が受理された。

<今後の対応方針>
K断層の活動性及び原子炉建屋直下を通過する破砕帯との連続性※について、設置変更許可申請書及び補正申請書に基づき新規制基準への適合性を判断する。

※K断層は12万~13万年前以降に動いたものかどうか、K断層が原子炉直下までつながるかどうか。
2023年9月からの審査会合で、当社から、K断層の活動性評価(北西法面、原電道路ピット及びふげん道路ピット)、連続性評価(破砕部の性状、鉱物脈法)等について説明。また、規制委員会審査チームからのコメントに対して順次回答。

<審査内容>
2024年2月9日 審査会合にて「まずは活動性について5月中旬までに提出される審査資料も加味して補正申請等に基づき、新規制基準に適合しているか否かを確認する」ことが示された。
2024年5月31日 審査会合にて「連続性について7月中旬までに全て回答するよう」要請があった。
2024年7月31日 原子力規制委員会にて、審査チームから K断層の活動性及び連続性についての基準適合性の確認結果が示された。
  • K断層の活動性の評価については、後期更新世以降(約12~13 万年前以降)の活動性が明確な証拠により否定できていないこと。
  • K断層の連続性の評価については、事業者が設定した敷地の破砕帯の連続性評価基準では、K断層がD-1トレンチ南方から原子炉建屋(耐震重要施設)の方向に連続していないことについて、地質観察による調査結果の精度や信頼性を考慮した安全側の判断が行われているとは言えないこと。このため、K断層の連続性について、D-1トレンチから南方に連続する可能性が否定できていないこと。  
2024年8月2日 原子力規制委員会と当社社長との意見交換実施。 当社から、K断層について、補正内容を超える追加調査を含めた対応及び再補正を要請したが受け入れられなかった。
2024年8月28日 原子力規制委員会にて、K断層の活動性及び連続性について新規制基準に適合していると認められないとする審査書案の取りまとめを決定し、審査書案に対する科学的・技術的意見の募集(パブリック・コメント)が実施されることとなった。
2024年11月13日
  • 原子力規制委員会は、K断層の活動性及び連続性について新規制基準に適合していると認められないことから、敦賀発電所2号機の設置変更許可申請に対して、許可をしないことを決定。
  • 意見募集は、8月29日~9月27日まで行われ、提出意見67件、その他215件に対する原子力規制委員会の考え方が示された。

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